鎌倉文学館のバラ

食事のあとは、少し歩いて「鎌倉文学館」へ。

食べたら歩く。これ、鉄則!
 
横浜にある神奈川近代文学館は、ものすごい坂を登らなければならないが、鎌倉文学館へは平坦に行ける。
しかも今はバラの季節!
このために週末いっぱい痛めた足を休ませ、20キロ歩けるという触れ込みのパンプスを履いてきたのだ!(←普通で大丈夫です)
 
 
さて、この鎌倉文学館は入園料も安く雰囲気もあるので、おデートにも最適らしい。夏でも木立で涼しく、フィトンチッドでリラックス、
自然に手だって繋げるというものだ。
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若いっていいね!
 
 
これまた洋館。旧前田侯爵家の別邸だそうだ。
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館内では、夏目漱石生誕150周年ということで、「漱石からの手紙、漱石への手紙」という特別展をやっていた。
なかには達筆すぎて読めないものもあり(笑)
漱石といえば、まず早稲田界隈のイメージがあるが、鎌倉にもゆかりがあったらしい。
 
しかし、字が綺麗というのはいいなぁ。字はその人を表すというが、手紙の文字をみると、確かにその人物がどんな性格なのかなど想像できて楽しい。
すっかりPC慣れしてしまって、今では漢字もかなり怪しいワタクシ(汗)
 
 
 
強い日差しにも負けず、色鮮やかに咲いていた薔薇たち
しばしご鑑賞あれ。
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鎌倉小町という品種の可愛らしいバラ
小野小町は絶世の美女だったというが、なんとか小町はというのは、可愛らしい町娘のイメージがある。
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温暖化のせいで最近の季節は夏と冬しかなくなっており、花にも厳しい環境になりつつある。
今では「緑のカーテン」としてメジャーなゴーヤも、30年前などは東京では珍しい植物だった。気候の変化とともに、生態系も変わっていく。
桜も九州では咲かなくなる可能性もあるとか。
なんでも桜は一旦寒さを経験しないと開花しないそうで、暖冬問題は深刻なのだそうだ。
 
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ところで、GWにNHKで、「バラのささやき〜創られた美の物語」というのをやっていた。
 今の花屋で売っているのは全てモダン・ローズという種類なのだそうだ。
 そのモダン・ローズの誕生に貢献したのは、かのナポレオン妃・ジョゼフィーヌ。

彼女は大のバラ好きで、時に夫が戦争をしている敵国からもバラを集めたという。ヨーロッパのみならず中国や日本のバラも取り寄せ、マルメゾン城に植栽させたが、そこで、本来決して出会うはずのない東西のバラが交配されたことがモダン・ローズの礎となったのだ。

la france rose

そして、究極のバラ「ラ・フランス」が誕生する。
剣弁高芯咲き。花弁が幾重にも重なる様はまさに究極の美だ。だが、この究極の美は自然界ではあり得ない、人の手によって創られたものなのだ。
このラ・フランス以前のバラをオールド・ローズ、以降モダン・ローズと称するようになったという。
この「バラのささやき〜創られた美の物語」は、なかなか良くできたドキュメンタリーだったので、再再放送の機会がもしあれば是非是非。
ゴージャスなモダン・ローズもいいけど、一重のバラも可憐でかわいい。
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バラも堪能したことだし、そろそろ帰えろうかな。
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 バラと森林浴の仕上げには、、、、
今年初のかき氷!!!

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ということで、鎌倉散策はおしまい。
Mさん、ありがとうございました!
 
 
 
 

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