アウシュビッツの医師のノンフィクション小説「ヨーゼフ・メンゲレの逃亡」

アウシュビッツの医師のノンフィクション小説「ヨーゼフ・メンゲレの逃亡」

本書はナチ親衛隊の将校にしてアウシュビッツの医師だったヨーゼフ・メンゲレのノンフクション小説だ。フランスの最も権威ある賞のひとつルノードー賞と、その年の最高の小説を選ぶ「文学賞の中の賞」に輝いた。 世に溢れすぎな感もある […]

読み応えあり!クリムゾン・リバーの著者の長編「通過者」

読み応えあり!クリムゾン・リバーの著者の長編「通過者」

映画にもなった「クリムゾン・リバー」の著者ジャン=クリストフ・グランジェによるフレンチサスペンス。 アマゾンの紹介文には「フランスのスティーヴン・キングと評される」とあるが、キングという感じではないかな。連続して起こる猟 […]

ダメ男だけじゃない!ニューヒーロー・シリーズ誕生のデイヴィッド・ゴードン「用心棒」

ダメ男だけじゃない!ニューヒーロー・シリーズ誕生のデイヴィッド・ゴードン「用心棒」

あの「二流小説家 」のデイヴィッド・ゴードンの新作。  「二流小説家 」はもちろん、あまり評判のよくなかった二作目の「ミステリガール 」も私は割と好きだった。というかかなり好きだった。この作家の独特のペースというか雰囲気 […]

ミスター・メルセデス三部作ついに完結!「任務の終わり」

ミスター・メルセデス三部作ついに完結!「任務の終わり」

最近はあまりフィクションに惹かれなくなったけど、キングは別腹。 しかも「ミスター・メルセデス」 の完結編だもの。   今回は「ミスター・メルセデス」 で、大量殺人を犯したブレイディが復活する。 そういう意味で「ミスター・ […]

イスラーム政権が誕生のフランスを描くミシェル・ウエルベックの「服従」

イスラーム政権が誕生のフランスを描くミシェル・ウエルベックの「服従」

日産会長のゴーン氏逮捕は衝撃的だった。注目されるのは日産とルノーの歪な関係の行き先だ。ルノーの筆頭株主はフランス政府。もう国営企業に近い。 国内にもゴーン氏逮捕は特捜の勇み足だったいう声もあるが、庶民のガス抜きとしてもこ […]

今回の舞台はシリア!グレイマン・シリーズ「暗殺者の潜入」

今回の舞台はシリア!グレイマン・シリーズ「暗殺者の潜入」

毎回もうこのシリーズ買うのやめようかな、と思いつつも毎度買ってしまう。 だいたい話の筋はみえているので、息抜き読書にちょうどいいというのもあるが、今回は特にグレイマンことジェントリーがあのシリアに潜入するというので、つい […]

どうしようもない闇への指向 D/ルヘインの「あなたを愛してから」

どうしようもない闇への指向 D/ルヘインの「あなたを愛してから」

デニス・ルヘインはたぶん一番好きな作家の一人だが、その作品は概して暗い。 パトリック&アンジーのシリーズも暗いし、真っ暗暗の「ミスティック・リバー」はもちろん、「運命の日」「夜に生きる 」「過ぎ去りし世界 」のコグリン兄 […]

オランダ黄金時代の女流画家の絵画をめぐる素敵系物語「贋作」

オランダ黄金時代の女流画家の絵画をめぐる素敵系物語「贋作」

本書「贋作」は、タイトルの通り”オランダ黄金期の女性画家の絵をめぐる素敵物語”。 素敵かどうかは個人差があるとは思うが、絵画や小説をその画家や作家の背景を含めて楽しみたいという人はタイプなのじゃないかと思う。 オランダ黄 […]

華麗なる作戦と終わることのない闘い。ガブリエル・アロン・シリーズ「死線のサハラ」

華麗なる作戦と終わることのない闘い。ガブリエル・アロン・シリーズ「死線のサハラ」

2000年から続く本シリーズだが、実は日本語訳されているのはわずか8作品のみ。最初の4作品の後はどかーんと空白地帯で、ハーパー・コリンズ・ジャパンのおかげで最近の作品は文庫で読めるようになった。 シリーズものは一話完結っ […]