寒さで足踏みしていた桜もようやく満開!
しかし、週末はあいにくの悪天続きで、ちょっと残念なお花見になってしまった。
そして、明日あたりまた雨らしいから、もうサヨナラかな・・・?
マリンタワーもpink
お祝い事なので張り込んでサローネさんにやってきた。衣食住に趣味と人それぞれにお金を使うポイントは違うけど、私は食にもそこそこかけたい派。
全方位的に贅沢ができるならそれに越したことはないけど、そうもいかない庶民の悲しさよ。
早い時間帯の予約だったのにもかかわらず、店内は満席だった。
いつものおデートカップルだけでなく、時節柄か息子さんとおしゃれしたお母様という組み合わせの方々も。
どうも息子さんのほうからのご招待といった感じだが、この春から就職して独り立ちし、今までのお礼だろうか。微笑ましい。
どうも息子さんのほうからのご招待といった感じだが、この春から就職して独り立ちし、今までのお礼だろうか。微笑ましい。
我々もまずは乾杯!
お店の方オススメの泡は、シャンパーニュと同じ製法で作られているそうで、蜂蜜の香りで飲みやすかった。一本開くのも驚くほど早い。
ここのメニューは変わっている。それぞれの料理に、序章、調和、哲学、追憶、組み合わせ、味覚の凝縮、提案、郷土、再構築という名称がついているのだ。
昼、夜ともにコースは一種類のみ。
「序章」はここのスペシャリテ。
白トリュフで香りをつけたメインクイーンのペーストをA5のサーロインで包んだものだ。味も香りも濃厚ゆえに、これが一番印象に残る人が多いのだとか。
「調和」は、アオリイカと卵、グリーンピースのペーストの前菜
卵の黄身を絡めていただくとより美味しい。
卵は、ほのかにイタリアの甘酢で味付けがしてある。
一見、ポーチドエッグのようにみえるけど、ラップにお酢を垂らしておいて、その上から卵を割りいれ、湯煎してつくるのだそうだ。
水っぽくならないし適度に甘酢の味もつくので、家でもシーザーサラダなどに応用できそう。
「哲学」は、鱸をハマグリとタコのスープ仕立てで。
続く「追憶」は、肉料理。
今日はホロホロ鳥の旨味の強いモモ肉をヘーゼルナッツのソースで。
上に乗っかってるのはアスパラとグラナパダーノチーズの泡のソース。
絶妙のマッチング!
「組み合わせ」は、一つ目のパスタ。
海苔とトリュフのタリオリーニ。
ちょこっとみえる緑はトリュフと相性のいい芽キャベツ。
海苔とトリュフががお互いの香りを引き立てあっていて、想像以上に合う〜〜〜〜
全ての食事が終わった後、シェフがテーブルにやってきてどの料理が一番印象に残ったかを聞くのだけど、私は今日はダントツでこのパスタ!
うろ覚えだけど、海のものと山のものの組み合わせは、イタリアではタブーと聞いたことがある。日本人って魚介系のパスタにじゃんじゃかチーズをかけるけど、あれをイタリア人は「げげっ」と思っているのだそうだ。(チーズは山のものというカテゴリ)
でも、あえてタブーに挑戦するのもアリ。
「味覚の凝縮」のワンスプーン料理は、
牛ハツ、オレンジソース、マスタードジェラート、ルッコラにナッツ
「提案」は二つ目のパスタ。
ファッゴティーニというラビオリに似たパスタ、兎のラグー、タンポポ(タラサッコ)
兎ちゃんとタンポポというSpring has sprung!なメニュー
ちょっと複雑だけど、美味しい・・・
「郷土」は肉料理
その前に、おなじみのナイフが静々と登場。
トスカーナのチンタセネーゼという脂身の美味しい豚肉に、パプリカ、蜂蜜唐辛子ソース
結構お酒が入っていたせいか、写真ボケボケ・・・
ちなみに、チンタセネーゼという豚さんは、白黒の可愛い豚さん。
豚といい兎といい、人間は殺生な生き物です・・・
昔、NHKか何かで酪農家の特集をやっていたのを思い出した。
農家の方は、文字通り手塩にかけて仔牛を可愛がり育てる。子供達にとってはまるで兄弟のよう。
でも、その日はやってくる。
「藁にまみれてよ〜♪」という歌と同じシチュエーション。
出荷の時、悲しくないですか?と聞く番組スタッフの方に、農家の方がこう言うのだ。
「これまで可愛がっていた恩に、今度は報いてもらう時なんだ」と…
可愛いペットのミニ豚をみるにつけ「ああ〜」と思えど、次の日にはトンカツの誘惑に負けてしまう私。
でも、どんなに飢えても犬だけは絶対に食べられないと思う。
さて、「再構築」はデセール
お祝いごとなので、メッセージ付きプレートにしてもらった。
おめでとう、オット。
デザートプレートは、竹炭のブリオッシュ、レモンクリーム、サフランのジェラート、パンチのきいたダークラムのゼリーだった。
焼き菓子をコーヒーと共にいただいて、
本日も大変、おいしゅうございました。
夜桜見物と消化を兼ねて、山下公園から、みなとみらい方面へぶらぶら。
春の雨もまた良きものかな。
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