ジャネーの法則を実感する8月と最近読んだ本

気がつけばもう8月・・・
毎年言ってる気がするけど、もう今年も半分以上が過ぎ去ったわけだ。月日のたつのはあっという間。
よく年をとると月日が経つのが早いというけど、ほんとそれ。実際、年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く感じられるというのは真実だ。
しかも今年は夏が早かったせいでずっと夏が続いている気がして強烈な違和感がある。同じところを高速でループしている感じというか(笑)

ダラダラ期間に読んだのは、まず黒川博行の疫病神シリーズの「泥濘 」

いわずと知れた人気シリーズ、ヤクザの桑原とヘタレの建設コンサルタント二宮のバディもののシリーズの最新作。このシリーズは全部面白くてハズレがない。しかもどれから読んでも大丈夫。「破門」が直木賞受賞作だけど、個人的にダントツによかったのは二人が北朝鮮に乗り込む「国境 」

 

「人に話したくなる世界史」 (文春新書)は、文春新書にしてはめずらしくハズレ。少なくとも私の趣味にはあわなかった・・・

「IQ 」(ハヤカワ・ミステリ文庫)は新人賞三冠に輝いたという探偵系推理もの。


現代版シャーロック・ホームズといった感じだが、主人公は黒人少年。かなりヒップでポップな仕上がり。装丁といい若い層がターゲットの作品だと思う。少年の成長とか友情とか盛り込まれていてYA的でもある。
バディものでもあるので、今後シリーズ化していくのかなぁという感じ。

 

「対立の世紀 〜グローバリズムの破綻」


これかなり読み応えがあった。なぜ今の時代「我々対彼ら」という図式にあふれているのかを解説している。グローバリズムが世界にもたらした影と、この先の世界についても考えさせられる。

続いてはダニエル・シルヴァの最新作「死線のサハラ」 (ハーパーBOOKS)

 
ダニエル・シルヴァのガブリエル・アロン・シリーズも大好きなシリーズ。イスラエルのスパイ(今は諜報機関の長官)ガブリエルを主人公にした長い長いシリーズだが、「亡者のゲーム」からハーパー・コリンズが出してくれるようになった。これを文庫で且つ電子版で読めるようになったのは有りがたい!
「ブラック・ウィドウ 」で出てきたイスラム過激派テロリストのサラディンとの対決を描く。 今回は「英国のスパイ」のケラーが大活躍。
単なるドンパチなスパイ小説でなく、テーマは微妙に「対立の世紀 〜グローバリズムの破綻」に通じるものもある。いつもながらに素晴らしい。

 

「-リアルRPG譚- 行商人に憧れて、ロバとモロッコを1000km歩いた男の冒険」


2chいまは5chで有名な人の冒険譚。定期的に「バカだけど」というシリーズでスレッドを立てている人らしい。まあ、この方が最近の若者らしくないというか、とにかく規格外。
私は先に本のほうから読んだのだが、実は文章もやりとりも含め2chのスレッドのほうが何倍も何百倍も臨場感があり面白い。しかもタダだし…
編集者の手は逆に不要だったのじゃないかな?

本のほうは、モカという名のロバと犬猫鶏ハトとともにモロッコを旅したものがメインだが、他にもめちゃくちゃなことを数々やっている(下記まとめ)
つい最近キルギスでの羊と犬との冒険を終えたばかりらしいが、これは「Webでも考える人」で連載中。

これを読むと彼の今後の冒険も応援したくなる。
ジャネーの法則でただでさえ若い人より時間が早く過ぎるのだから、私も行けるときにいろんなところに行っておきたい。今年は海外には行けないけど、キルギスにもいつか行ってみたいな。

ラクダと一緒に旅しようとしたら民族性の違いだけで殺されかけたバカだけど

アフリカの熱帯雨林でピグミー族と一緒に自給自足生活することになったバカだけど

行商人やキャラバンに憧れたからモロッコでロバと一緒に放浪の旅を始めたバカだけど【前編】

行商人やキャラバンに憧れたからモロッコでロバと一緒に放浪の旅を始めたバカだけど【後編】

遊牧民に憧れたからキルギスで臆病な馬に乗って旅を始めたバカだけど【前編】

遊牧民に憧れたからキルギスで臆病な馬に乗って旅を始めたバカだけど【後編】

 

 

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