テカポでのメインイベントは、専門ガイドがアテンドしてくれる「星空観測ツアー」
私たちは、「Mount John 天文台」のツアーに参加。
もうひとつ「Cowan 天文台」のツアーもあり、実はこちらのほうが安い。
(どちらもカード日本円不可で、現地で現金払いのみ)
せっかくテカポまでやってきたのだし、どうせなら“世界最南端の天文台”に行ってみたい。
それに、Mount Johnは標高も約1000mというから高尾山よりも高いのだ。(テカポ自体が標高700mくらい)
それに、Mount Johnは標高も約1000mというから高尾山よりも高いのだ。(テカポ自体が標高700mくらい)
このマウント・ジョンは日中はハイキングも可能だが、夜間一般の立ち入りは禁止。
行くにはこのツアーに参加するしかないらしい。
行くにはこのツアーに参加するしかないらしい。
結果、大正解だった。
じゃ〜〜〜〜〜ん!
と言ってもよくわからず伝わらないのが悲しい…
上の二枚は一眼レフで撮ったもの。
とにかく真っ暗なので、星を撮ろうと思ったら建物は写らず、建物を撮ろうとしたら星が写らない。
星空写真は、基本、ISOとF値が変えられるカメラ&三脚があれば、撮れるはず。
事前にネットで「オリンパスペンE-PL6で星空撮る方法」というのをプリントアウトし、その通りに設定をしたのだが、なぜだかオリンパスのシャッターが押せない・・・
近くの人の顔なども全く見えないくらい真っ暗なのだが、このツアーでは”赤外線LEDライト”をくれる。
手元を照らすのも可能だったけど、ペンの設定はややこしいし、液晶の光をむやみに出すのもはばかられたので早々に諦めた。
永遠の初心者には諦めが肝要。
このツアーでは、プロのカメラマンさんがお客さんのカメラで撮影してくれるというサービスもあった。ただし一眼レフのみ。ミラーレスはダメ(;д;)
やっぱり一眼レフっていいなぁ。
やっぱり一眼レフっていいなぁ。
で、、、夫の一眼でプロが撮ってくれた写真がたぶんコレじゃないかと・・・
たぶん、というのは、カメラを返してもらった後もたくさん撮ったのでわからなくなってしまったのだ(笑)
もはや「汚れ」にしか見えないけど、
これ、ぜんぶ星。
そこは素人のカメラとこのレンズの限界で、肉眼だともっともっとすごい。
でもつくづくいいレンズを買っていけばよかったなぁと。
でもつくづくいいレンズを買っていけばよかったなぁと。
Mount John天文台へは、ホテルまでスタッフが車で迎えに来て連れていってくれた。
ここでは学術的な観測がされていて、光が厳しく制限されているため、山の中腹あたりからはライトを消して暗い道を登っていく。
バスに乗っていて超怖かったが、運転手はさすが慣れたもの。
街中も暗いなぁと思っていたが、山はもっともっともっと暗い。なにせ、すぐ隣にいる人の顔さえ見えない。
バスから降りたあとも段差などで転ばないようスタッフが下向きに足元を照らし、始終気をくばってくれる。
風が強いせいで、体感温度はより低く感じられてかなり寒い。
自分のダウンの上から南極観測隊のお古だという外套を着込んだため、自分でファスナーすらあげられないほどだったが、これで正解くらいの寒さだった。
自分のダウンの上から南極観測隊のお古だという外套を着込んだため、自分でファスナーすらあげられないほどだったが、これで正解くらいの寒さだった。
そんななか、ホットショコラのサービスはうれしい。
この星空観測ツアーをやっているEarth &Skyは、日本人が経営しているらしいが、こういったきめ細かさは日本人ならではかな。
見上げれば、見渡す限りの星空。
カメラとレンズの性能のため、描写力は限られるが、星空がこれほどのものだと思わなかった。
無数にある星ひとつひとつが、まるで自己主張しているかのように激しく瞬き、その光が刺さるように降り注いてくる。
カメラとレンズの性能のため、描写力は限られるが、星空がこれほどのものだと思わなかった。
無数にある星ひとつひとつが、まるで自己主張しているかのように激しく瞬き、その光が刺さるように降り注いてくる。
星空ガイドからは、南十字星の見つけ方や12星座の見つけ方、星座に関する蘊蓄を教わる。
とにかく数多くの星が見えるために、口頭で言ってもどれがどれだがわからない。
そのため、星をレーザーポインターで星を指し示してくれる。
とにかく数多くの星が見えるために、口頭で言ってもどれがどれだがわからない。
そのため、星をレーザーポインターで星を指し示してくれる。
他には、天文台の望遠鏡で、土星とシマシマな木星とその周りの小さな衛星、球状星団、宝石箱星団なども観ることができた。
土星も木星も、もしかしてシールですか?というくらいクッキリ(笑)
人間の感覚では計れないほどの距離にある木星が、この場所から見ることができるということに感動を覚える。
この、星座のレクチャーや望遠鏡を使っての土星と木星の観測は「Cowan 天文台」でも同様らしい。
流れ星もビシバシと流れる。
よく流れ星に3回お願いごとをすると願いが叶うというが、何度チャンスがあろうともそれはほんの一瞬のこと。
よく流れ星に3回お願いごとをすると願いが叶うというが、何度チャンスがあろうともそれはほんの一瞬のこと。
最も短い願い事「カネ、カネ、カネ」すら唱えられない(苦笑)
ちなみに、星空を観るには、満月は避け新月の頃がベストだと言われている。
私たちが訪れた時の月はこんな感じだったけど、星を観るには十分だった。
月とともに星の邪魔をするのが雲だが、風が強かった分、雲もなくて星はよく見えた。寒かったけど。
次の夜は「よき羊飼いの教会」に行ってきた。
しかし、こんな季節にもかかわらず、ハイビームの車は来るし、フラッシュ焚いて記念撮影する人たちもいる。
そうこうしてるうちに、
結婚式の記念撮影みたいなのも始まってしまう。oh・・・
見たとこ素人さんの記念撮影だと思うのだけど、
氷点下の寒さなんですけど…。
男性は寒そうにしていたけど、こういう時の女性はすごい。
肩むき出しのドレスで堂々のポーズをとって平然としている。
この根性は認めるがフラッシュ焚かないでほしかったな。
きっと、後で星空と合成するんだろうな。
ブツブツ言いながらも頑張る。
この霊体はたぶんスマホのフラッシュかなにかだと思う。
こんなところに日本人というTV番組があるが、こんなところでも中国人?が自撮りしているのだ。
そもそもスマホで星は撮れないし、フラッシュ焚いたら顔も真っ白でしょうに。
そもそもスマホで星は撮れないし、フラッシュ焚いたら顔も真っ白でしょうに。
粘った結果の一枚。
上を見上げれば、天空いっぱいに天の川が弧を描いて流れている。
お見せできなくて残念だが、天の川というのは、本当に川で、こんなに長いんだと初めて知った。
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