メルボルンに行ってきた! その3 〜グレート・オーシャン・ロードツアー前編「野生のコアラ」


グレート・オーシャン・ロード

翌日はグレート・オーシャン・ロードの日帰りツアーに出かけた。
メルボルンではペンギン・パレードと並んでメジャーな観光だ。

起点となる街トーキーから全長約240キロにもわたる海岸線沿いのこの道は、第一次世界大戦から帰還した兵士の雇用対策のために建造された。
重機はなく、すべて人の手によってツルハシとスコップによって作られたという。せっかく戦争を生き延びたのに、この工事によって命を落とす者もいたそうだ。

途中には有名なサーフ・スポットもあり、この寒いのにサーフィンをしている人もみかけた。道沿いには海に面して豪華な別荘や、リゾートアパートメントが立ち並んでいる。日本でいうとどの辺りの感じなのだろう?葉山かな?
でも、このあたりの別荘はもし10億当たっても維持することができるかどうかという感じ…



三半規管が弱い人は酔い止めを

ここへも現地ツアーが日帰りでたくさんでている。
が、240キロを往復するということは、軽く東京から名古屋くらいまでを走るということでもある(もっとかな?)
私たちのツアーでは、帰路はショートカットで内陸の道を走ったが、朝早くでてシティに戻ってきたのは日がとっぷりと暮れてからだった。

トーキーからは海岸線に沿ったクネクネ道なので、乗り物酔いしやすい方は是非酔い止めを。私も朝飲んでおきました。アネロン最強!




野生のコアラに出会えるケネット・リバー

グレート・オーシャン・ロードのツアーの見どころの一つが、ケネット・リバーにいる「野生のコアラ」。

コアラは決まったユーカリの木に固執するらしい。キャンプ場の駐車場のすぐそばの木に一匹いるらしいとの情報を耳にした。
昼間は木の高い位置でもっぱら昼寝をして過ごしているが、保護色なので肉眼でみると木と完全に同化している。
特に私は視力が悪いので、肉眼だと黒っぽい固まりにしか見えない。
望遠持ってきてよかった〜!

外人はベア、ベアと言ってたし、確かに熊みたいだけど、まぎれもなくコアラ。よくみると額のとこに傷があるけど、名誉の負傷?

もっとワラワラといるのかと思ってたけれど、見つけられたのは結局このコだけだった。



ユーカリのやたらと荒っぽい生存戦略

ユーカリの木をみているとある特徴に気づく。どの木も樹皮がベローンと剥がれているのだ。これは病気などではなくユーカリの特性。

実はユーカリは火事にならないと発芽しないというやっかいな性質を持っている。栽培するには、種を炒ってから撒かなければならないらしい。
樹皮や葉には大量の揮発性の油分を含んでいるため、乾燥したオーストラリアの環境下ではブラーンとなった樹皮が風で擦れることで、容易に発火し山火事を引き起こす。
つまり火事を起こしやすくするために、わざと樹皮をベロンベロンさせてるのだ。
上の山火事の後の写真からもわかるように、ユーカリ自身は内側に大量の水分を蓄えているために生き残れる。

コアラも含め他の動植物にとっては大迷惑な話だが、これがユーカリの生存戦略らしい。すなわち、周囲の動植物を火事で死滅させその場所を独占する。

ユ、ユーカリって…
もしかしてオーストラリア征服を狙ってる…?



かわいいは正義!

ユーカリも物騒な方法を編み出したものだが、葉も動物に食われないよう毒を含んでいる。
しかし、敵もさるもので、コアラはユーカリの毒を分解する酵素を持っている。しかも逆にユーカリの葉しか食べないというド偏食ときた。
さして栄養もない葉っぱだけで、あのボディを維持するには、毎日かなりの量を食べなければならない。

せっかく毒まで仕込んだというのに、光合成に必要な葉っぱを大量に食べてしまうコアラは、ユーカリにしてみれば寄生虫に他ならない。
「ムカつく!ええい、焼き討ちじゃ!」と思うのも無理はないかも…

しかし、コアラはかわいいので人間が喜んで保護してくれる。
「かわいいは正義」だ。

まれに道路に出てくることがあるらしいが、オーストラリアのドライバーさんたちは、何があってもコアラだけはひきたくないのだそうだ。そのため観光バスやトラックが急ブレーキを踏み、事故に繋がることもあるのだそう。

同じオーストラリアの固有種でも、カンガルーなんてカンガルー除けで跳ね飛ばされるし、挙句の果てにジャーキーにもされているというのに、この差って…(汗)



ツアー・ランチはフィッシュ&チップス

ツアー・ランチは、アポロ・ベイという街まで行き、フィッシュ&チップス。
揚げたてで美味しい!

オージーにとっては、ビーチではフィッシュ&チップスが定番なのだとか。日本の海の家で焼きそばと同じイメージかな?

それにしてもオーストラリアのレストランには、必ずといっていいほどベリタリアン・メニューがある。
あんなにたくさんファームのある国なのに…
グレート・オーシャン・ロード近くも、延々とファームが続いていた。

このツアーのドライバーさんもベジタリアンだった。そのガタイでお肉食べないの?!という感じだったけれど、お豆腐大好きらしい。

ビーチでは犬が大はしゃぎしていた。



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