かくて行動経済学は生まれり / マイケル・ルイス

ここ数日ほど横浜はどんより曇りだけど涼やか。

どよ〜〜ん
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なんとエアコンいらず。
8月どこに行った?という感じ。
 
 一方の西日本は猛烈な暑さらしい。
 
熊本は37度とかニュースていってたけど、もう発熱の段階よね。
くれぐれも熱中症にお気をつけください。
 
涼しいのはいいのだが、目下、何もやる気がおきない廃人症候群中。
なんだろう?気温も大事だが、問題はやっぱり湿度のような気がする。
 
マイケル・ルイスの「かくて行動経済学は生まれり」のレビューでもと思ったけど、それも面倒い気分なのでカンタンに(笑)
 
まあまあでした。
以上。

 

 

 

 
 
 って、、、、さすがにカンタンすぎなので補足をば。
 
この本は、行動経済学の始祖である二人のユダヤ人心理学者を描いたものである。そして、エイモス・トヴェルスキーとダニエル・カーネマンの二人はかなりな変人だ。
行動経済学の成り立ちがテーマであるので、行動経済学の基礎的なことにも触れている。当たり前だが、これが目からウロコなのだ。普通こうだよね?的なことはすべからく覆されるのだから。ちょっと「知ったかさん」できるミニ知識多数なのである。
 
例えば、人間の意思決定を行うとき、効用を最大にするのではなく、公開を最小にしようとするとかだ。
例えば、賭け事をするにあたって、より儲かるかよりも、どうすれば損失が押さえられるかの方に重点をおき、人は判断を下すのだという。損失を避けたいという気持ちの方が、利益を得たいという気持ちを上回にるらしい。損をしたくない、苦痛を最小にしたいという本能は、生存に不可欠なものだからだろうか?
 
この種のミニ知識とともに、興味深かったのはエイモス・トヴェルスキーとダニエル・カーネマンの二人の奇妙な関係性だった。愛情とも、友情とも、ライバル関係とも異なる特殊なパートナーシップなのだ。相棒というのが一番近いのだろうか。でもその言葉ももっと密な何かなような気がする。
この二人にはそれぞれ妻がいたのだが、彼女たちは彼らをどう思っていたのだろうか。本書では触れられていなかったが、気になったことだった。
 
本書には、これまでのルイス作品ほどのギラつき感はない。少し刺激にかけ、地味な気もするが、それが悪いわけではない。
食事と一緒で、読書はその時々の自分のコンディションを反映するもの。軽めの小説が気分のときもあれば、ノンフィクションが気分のときもある。絶賛、廃人中の私の今の気分はルイスではなかったということだ(´・Д・)」

 

 
 

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