ネトフリを待たずに読んでしまったw「チェスナットマン」

この秋からNetflixで放送開始のドラマの原作で、デンマーク発のややエグ目のダークミステリー。
著者はドラマ「キリング」の脚本家という実力派で、デビュー作にしてバリー賞受賞作だ。

コンテンツは多いものの見るものがそれほどないNetflix。ドラマでみようと思っていたけど、やっぱり読んでしまったw


チェスナットマン (ハーパーBOOKS)

主人公は重大犯罪課の女性刑事トゥリーンと、ユーロポールからデンマーク警察に左遷されたヘス。
コンビを組むことになった二人は、コペンハーゲン市内で次々に起こる連続殺人事件を担当することに。被害者はすべて母親で、生きたまま手首を切断され殺害されて、現場には栗で作られた人形=チェスナットマンが残されていた。さらにその栗の人形には1年前に殺害されたと推定される少女の指紋が。もしや彼女は生きているのか?
だが、その事件はすでに解決済みで、犯人の男は投獄されていた。
そして、少女の母親ローサは社会問題大臣で、娘の事件の件で休職しており、復帰したばかりだったが・・・

面白さのポイントは3つ。
一つは後半にならないと誰なのかが推測ができないこと。
これがわかるようでいて、そうでもない。

もう一つは、トゥリーンとヘスそれぞれの個人的事情。
トゥリーンはPCスキルをいかせるサーバー犯罪課への異動を望んでおり、ヘスはヘスでユーロポールへ戻りたいと思っている。コンビとしては最悪で、それぞれ単独で捜査にのめり込んでいく。でも、この事件を機に関係性も大きく変わりそうな予感。

最後は高福祉国家で幸福度が高い北欧、デンマークの社会事情。社会問題をテーマに取り上げるのは、北欧ミステリの特徴でもある。
貧しい国は貧しい国ならではの苦しみや問題があるが、北欧小説を読むたびに、幸福度が高く裕福な国であっても問題はあるんだなとつくづく思う。

 

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