猫の次は「熊」でというわけではないけど、本書「熊と踊れ」は週末の読書会の課題本。 「こういう本って、別に語ることなんかないんじゃなの?」と言われたが、 いや、いや、そんなことないですよ。 というかそう思
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パードレはそこにいる / サンドローネ・ダツィエーリ
週末の読書会の課題本「熊と踊れ」の直後に読んだのがこの「パードレはそこにいる」。本邦初の作家によるイタリアン・ミステリーである。 あちらは、「制裁」「死刑囚」「三秒間の死角」でその実力を知っていたので、驚きはあったものの
続きを読む英国のスパイ/ ダニエル・シルヴァ
本書は「亡者のゲーム」に続く、イスラエルのスパイ「ガブリエル・アロン・シリーズ」の最新作。 「亡者のゲーム」はアマゾンの評価こそイマイチだが、個人的には大好きな作品だったので、これも楽しみにしていた。ま、所詮は他人の
続きを読む傷だらけのカミーユ / ピエール・ルメートル
モロッコ続きなので、たまには読書ネタ。 本書「傷だらけのカミーユ」は、カミーユ・ヴェルーヴェン警部三部作の締めを飾る作品だ。 まあ、キテますよ。 フランスでの刊行は、「イレーヌ」が最初で、その次が「アレックス」だった
続きを読む生か死か / マイケル・ロボサム
気がつけば、10月。何に追われているわけでもなく過ごしているのに、月日の過ぎるのの早いこと、早いこと。こうしてトシをとっていくわけなのだ。 さて、本書「生か死か」は、2015年度のCWAゴールドダガー賞受賞作なのであ
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