唐突だがあなたは性善説を信じるだろうか? 私は「性善説は反論しがたい偏見である」という本書の主人公に賛成である。 人間は誰かの悪口を言ってる時には生き生きするし、人は往々にして褒めるよりも貶すほうが得意だ。(本とか特に)
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背信の都 / ジェームズ・エルロイ
都知事選は小池百合子さんの圧勝に終わったが、問題は都議のブラックボックスらしい。都議連にも”ドン”と言われる人物がいて、これがまたやっかいな存在なのだそうだ。彼女の初登庁は、自民党所属の都議にスルーされたそうで、今後もな
続きを読む古書贋作師 / ブラッドフォード・モロー
「わたし」は、19世紀から20世紀にかけての作家のサイン入り贈呈本や手書き原稿の類を得意とする贋作師だ。 「わたし」は、書店を経営している女性ミーガンと付き合っていたが、あるとき、ミーガンの兄アダムが両手を切断された状態
続きを読む旋舞の千年都市 / イアン・マクドナルド
ブルーモスク、グランドバザール、ドルマバフチェ宮殿に地下宮殿、トプカピ宮殿、ガラタ橋、そしてボスフォラス海峡・・・トルコに行きたい! 次は絶対行こうと思っていた矢先に、あのテロ騒ぎだ。安全なはずの国際空港はテロの標的にな
続きを読む無実 / ジョン・コラピント
三連休も最終日だ。皆さん、旅行にいったり、お出かけとかしているのかな?いいな、いいな。 連休中、読んだのがジョン・コラピントの「無実」。翻訳は先ごろ亡くなった横山啓明氏。 「死の相続」や、最近ではマイケル バー=ゾウハー
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