いつまで続くの?このイタリアに行ってきたシリーズはとお思いだろうが、
ようやく、クライマックスです。
やっと、ヴェネツィアにきた!
Yes,ヴェネツィア!
『カルニヴィア』 、ダニエーレの世界。今回の旅行中、一番楽しみにしていたのがヴェネツィアで、実際一番楽しかった場所でもあった。気持ちのいい晴れだけど、気温は低い。
イタリアのベストシーズンは10月とローマの美人ガイドさんは言っていたが、今年は10月はお天気が悪かったそうだ。逆に11月でよかったのか、幸運にも旅行中雨に降られることは一度もなかった。
ヴェネツィア本島も道は激狭なので、車よりも船の移動が便利。というか、観光バスは入れない。我々も小型船で移動したのだが、海は凪いでいるというのに、屋形船並みに揺れる。
ヴェネツィアにきたら、ゴンドラに乗らなくては!
しばし、私と一緒にゴンドラ体験をば・・・。
『カルニヴィア 』的に撮ると、こんな感じ
そういえば、『カルニヴィア』の主人公ダニエーレが住んでいるパルボ館も、湿気で土台が腐食していたっけ。
ところで、ゴンドリエの職は世襲制なのだそうだ。
というのも、ゴンドリエはすご〜〜く儲かるから。
ゴンドリエさんは皆、リッチなんだそうである。
しかも、一人前の資格が与えられるまでに、ゆうに2,000万円くらいかかるそうだ。
日本人が婿養子にいっても、なれないのかな?
このゴンドラ自体を作っている工房もヴェネツォア全体で2社しかないそうで、ゴンドラの大きさや色などの規格も決まっているのだという。
ゴンドラから降りたら、サン・マルコ広場へ行ってみよう。
ほぼカソリック教徒の国、イタリアでは各都市ごとに守護聖人というのが定められていて、ここベネツィアの守護聖人は、聖マルコなのだそうだ。
この聖マルコの遺体が眠っていると言われているのが、ここサン・マルコ寺院。
この聖マルコは、なかなかの大物で、4大福音書の著者の一人でもある。
彼はアレクサンドリアで死んだらしいのだが、その彼の遺体がなぜ遠く離れたヴェネツィアに祀られているのかというと、著名な守護聖人が欲しかったヴェネツィア商人が聖マルコの遺体を盗み出し持ってきてしまったからだそうだ。税関検査ではイスラム教徒が嫌う豚で覆ってごまかしたのだという。
ちゃっかりしてるというか、悪びれないというか…。ヴェネツィア商人のたくましさが偲ばれるエピソード。
ついでに、ドゥカーレ宮殿も見学してみよう。
この宮殿は、ヴェネツィア共和国の総督邸兼政庁だったという。サン・マルコ広場に面して建てられており、あの有名な「ため息橋」で対岸の牢獄とつながっている。
ご想像の通り、ヴェネツィアの地盤はゆるゆるなので、少しでも重さを軽減させるため廊下などの天井は木材が使用されている。が、実は、床はプカプカと揺れている。
心配になってしまうが、400年前からずっとそうなので、ヴェネツィアっ子は特に気にしないのだそうだ(笑)
階段の天井は見事な装飾、床にはモザイクタイルの騙し絵が。
豪華な大広間
裁判所。下の写真の穴は、判決文が出されるところ。ここで有罪が確定したら、「ため息橋」を通って牢獄へ送られるのだ。
窓はすべてヴェネツィアン・ガラス。手作りなので、一枚一枚色合いも微妙に異なる。
宮殿から見える「ため息橋」
最後はお土産屋にて。説明しているのはイタリア人ガイドさん。こんなとこまで水位があがったこともあったらしい。長靴はヴェネツィアっ子の必須アイテム。
見学を終えたら、街をぶ〜らぶら。「世界ワンワン⭐️ドキュ」みたいな光景。
ヴェネツィアの鳩はよく肥えていた。
プロセッコ(ヴェネト州の発泡ワイン)も買った。
飲むのが楽しみ。
というわけで、ついに次のミラノでこの旅も終わりなのです。
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ベニスもケバケバしい感じになってきましたなぁ(失礼)。
世界の名立たる観光地でありますから仕方ないですが。
ここでもやすい賃金でかまわないから皿洗いのバイト見つけて、
一カ月くらい滞在したいなぁ・・宮殿の夜警も可。
ヒトの寝静まった時間に起きて、
そんな夜闇の中でもの想いに耽ってみたいなぁ・・
夜が明けて空が淡く白み始めるまで。
広場て捕まえた鳩を照り焼きにしてワインをちびりちびり、
どこで人生を誤ったのかと苦い感慨に耽りながら・・ふう。
『カルニヴィア』も読みたくなってきました
(以前から読みたかったのですが)
ミラノ編も期待しております・・ではまた!
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naoさん、
鳩食べないで〜〜〜!!!
ドゥカーレ宮殿の夜警は、そこはイタリアですから居眠りし放題かも(笑)
そうか、
ベネツィア、けばけばしいですか・・・
写真が悪かったかな・・・
私は一番ここが好きだったのだけどなぁ・・・
印象も一番よかったし是非とももう一度行きたい場所になりました。
naoさんの好みの貧しきイタリアは南部のほうだったかな?
ミラノもお好みではないかも・・・
南はきっと古い映画的な趣きもあるのでしょうが、観光客には厳しそうだからなぁ・・・
でも、次イタリアを旅行するときは、南部中心にまわってみたいです。
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