圧倒的に翻訳ものの方をよく読むが、日本人作家だと最近はダントツに黒川博行がお気に入り。 特に「疫病神」シリーズは読み始めるともうやめられない止まらない。 黒川作品といえばバディものだが、本書もそうで、痛風持ちで太めで映画
続きを読むタグ: 警察小説
紛争最中の北アイルランドで起きた”同性愛者連続殺人事件”の顛末「コールドコールドグラウンド」「
コールド・コールド・グラウンド (ハヤカワ・ミステリ文庫) 本書は紛争最中の北アイルランドを舞台にした警察小説である。 手にとるのは、音楽ファンか、北アイルランドという土地に惹かれるかのどちらかではないだろうか。もち
続きを読む悪人でないからこそ破滅する汚れたお巡りの哀歌。ウィンズロウの「ダ・フォース」
ニール・ケアリーのシリーズの頃から、ウィンズロウ作品は出れば読むようにしている。同じところにとどまることなく、いつも新しい何かを見せてくれるから。 本書「ダ・フォース」もそんなウゥンズロウの一味違う警察小説だ。 ダ
続きを読む一周回って元の木阿弥?噂の華文ミステリ「13・67」
あのウォン・カーウァイ監督が映像化権獲得した話題作。 タイトルの「13・67」は、2013年と1967年のこと。本書は一人の刑事を通して2013年から1967年へと遡っていくという構成の全6編から成る短編集。 全く
続きを読む失踪者 / シャルロッテ・リンク
気がつけば3月・・・早いす。 さて、しばらくぶりのミステリー。なんでもドイツNo.1作家による最高傑作”だそうなので読んでみた。本書の著者シャルロッテ・リンクは、ドイツ国内では、日本でいう宮部みゆきや東野圭吾に匹敵する
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