本書は英国のガーディアン誌やBBCで活躍している今旬なジャーナリストによる”予言の書”だ。 世界を変えた14の密約 まずKindleでサンプルをDLして読み始めたのだが、やめられなくなった。 1章で著者が明かしているのは
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もうスパイ小説は読めない?今年一番の良書「プーチンの世界」
文句なく今年一番の良書。 本書は、米国シンクタンクに所属する二人のロシア専門家による、ウラジミール・プーチンについての本だ。膨大な資料と緻密な取材に基づき、インテリジェンス的思考でプーチンその人の考え方、世界観を分析、予
続きを読む人種差別再燃のトランプ政権下で読まれる黒人奴隷少女の物語「地下鉄道」
ピュリッツァー賞、全米図書賞、アーサー・C・クラーク賞受賞の昨年の超話題作のひとつ。実は読み始めたのは1月に入ってからだったが、途中で中断していたのだが、ようやくようやく読み終えた。 地下鉄道 15世紀に始まったといわれ
続きを読むローセの秘密が明らかに。そして重大危機に瀕する「特捜部Q 自撮りする女たち」
だいたいが私は北欧ミステリといわれる、暗〜い、陰惨、救いの三点セットものにはもう飽き飽きしている。 でも、ユッシ・エーズラ・オールスンの「特捜部Q」シリーズ(とミレニアム)は別格。 この手のエンタメ系小説は好みによると思
続きを読むよりリスベットらしくなったラーゲルクランツのミレニアム5「復讐の炎を吐く女」
故スティーグ・ラーソンが生み出したリスベット・サランデルはもはや偶像視されているため、ラーゲルクランツのリスベットには賛否あるかもしれない。 でも、私は彼の描くリスベットが大好きだ。ラーソンのリスベットを読み込んで解釈し
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