コールド・コールド・グラウンド読書会に参加してきた!

東京南読書会の「コールド・コールド・グラウンド」読書会に参加してきた。

横浜以外では初めてなので、ちょっとドキドキ・・・
と思ったら、横浜で見かけた顔多し(笑)
聞けば、毎週いろいろなところの読書会に参加されているという。その行動力と情熱がすごい。

本書の翻訳をされた武藤さんも参加されていた。

あまり馴染みのない北アイルランドを舞台にした小説なので、国とその背景に興味を持ったという方多し。
ただ、中にはアイルランド(共和国)に長らく住まれていたという方もいらした!
冬の間はお金がなくて支払いは全てツケにしておいて、夏に観光客が来たら支払うというのんびりとした土地柄なのだそうだ。(※北アイルアンドと南のアイルランド共和国は別の国で、小説の舞台は北アイルランド紛争下の北アイルランド)

多かった感想は・・・

*北アイルランドのことを知ることができてよかった
*80年代のサブカルチャー(音楽、映画)の描写がよかった
*詩情溢れる文章とユーモラスな文章の幅がいい
*会話がイキイキしている
*最後にでてくるMI5が続編の面白さを期待させる

作中の会話では、「あい」というのがよく出てくるのだけど、この「あい(Aye)」をアイルランドの男性がいうととてもセクシーらしいです(笑)

私は、主人公のショーンが女性予備巡査のヘザーをデートに誘って彼女の勤務が終わるまで時間潰しをしている時のショーンとマティとの掛け合いがユーモラスで好き。

 

逆にここどうなのよ?というところは・・・

ショーンが好きになれない
*ショーンは捜査官として無能すぎる
*フレディが8時間で全てを片付けるのは時間的に無理がある
*最後事件の結末が全てフレディに語らせるというのはいかがなものか
*小説自体に北アイルランド紛争の当事者性が感じられなかった

*文庫版の帯には「ノワール」とあったので期待したが全くノワールではなかった

ショーンが好きじゃないという方は結構多かった。
割と簡単に女性と寝たりするのでで、女性読者にしてみればさもありなん。が、訳者曰く「第4作目の頃にはショーンの幸せを願はずにはいられなくなる」とのこと。もう少しの我慢?(笑)

ショーン捜査官無能説については、そもそもまともな捜査ができない条件下で、ショーンのプロファイリングは実はほぼ当たり。プロファイリングというよりは勘というほうがふさわしいレベルだが、私は「クリミナルマインドか?!」と突っ込んでしまった(苦笑)

また、犯人のフレディ・スカヴァーニがたった一晩のうちに、ルーシーを森に吊るし、彼女の持ち物を全て燃やし、トミーの車も燃やしてトミーの右手を切り取って、ヤングの家に行ってヤングを殺すという”離れ業”をやってのけた「8時間問題」については、訳者の方は「単にフレディが超有能だった」からという解釈だったそうだ(笑)

結末を全部フレディに語らせて済ませた件については、この作者はたぶんにその傾向があるそうです。

 

このショーン・ダフィのシリーズは米国では現在までに6冊上梓されおり、日本版もこの秋には二作目が出る予定なんだとか。ただ。訳者の武藤さんの一番のオススメは4作目だそうです。

  

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