やっぱり、バチガルピはすごい。 『ねじまき少女』 では石油が枯渇し、エネルギー構造が激変した近未来のバンコクを描いたが、今回は水資源が枯渇したアメリカ南西部が舞台だ。 そしてこれまで読んだバチガルピ作品中、最も残虐で暴力
続きを読むタグ: SFファンタジー
『紙の動物園』読書会
今月の課題本は『紙の動物園 』で、参加者はやや少なめの9名。 男性はおてもと氏のみというほぼ女子会状態。 場所は横浜駅近くのいつものお店だ。 この『紙の動物園』は芥川賞作家の又吉直樹センセイがテレビで推薦し
続きを読むラスト・タウン ー神の怒りー / ブレイク・クラウチ
本書はブレイク・クラウチの「パインズ三部作」の最終巻。 FOXで テレビドラマ化されており、文庫を買うと、「ウェイワード・パインズ 出口のない街」のDVDコレクターズBOXが抽選で5名様に当たるそうだ
続きを読む忘れられた巨人 / カズオ・イシグロ
週末も近づき、なんとか『忘れられた巨人』を読み終える。 どなたかが以前、「市原悦子の朗読がぴったり」だとおっしゃっていたが、読んで納得。確かに冒頭はちょっとダークな日本昔話的雰囲気もある。 イシグロのチャレンジとその才能
続きを読む世界が終わってしまったあとの世界で / ニック・ハーカウェイ
ニック・ハーカウェイの『世界が終わってしまったあとの世界で』を読んだ。 先のコンベンションで、杉江松恋さんが「アマゾンレビューは星一つ半と渋いけど、すばらしい作品!」とおっしゃっていたので、期待していたのだ。が、上巻が鬼
続きを読む