夜明け前の死 /リチャード・ドッチ

すっかりハードボイルドだと思っていたので、これがあらびっくり!

主人公は元刑事でニューヨーク州の地方検事ジャック・キーラー。
妻のミアはFBI捜査官というハードな夫婦だ。
ある朝目覚めた彼はバスルームで信じられないものを目にする。鏡に映った自分の顔には複数の擦過傷があり、左手首から肘にかけて複雑な模様のタトゥーが彫られいたのだ。左胸の鎖骨の下の銃創を縫ったばかりの傷があった。
だが、ジャックに心当たりは全くない。

そして、キッチンの新聞で自分と妻ミアの死亡記事を目にする。
ミアが死んだ?!そんな馬鹿な。次第に昨夜の記憶が甦ってくる。彼は、昨夜妻とともにパーティに出かけ、その帰り道に男たちに襲撃されたのだ。彼らの目当てはミアの持っていたFBIの証拠品ケースだった。

そして撃たれ、ミアは連れ去られてしまったのだ・・・

このあらすじからは想像できないほど、展開が変わる変わる。

あ、そういう事情なわけ?と思いきや、次にはその逆をいくといった感じで、捻りの好きな人向き。

私は最後まで読んではじめてタイトルとプロローグが繋がった・・・。

 

『クリスマスに少女は還る』と同じネタ。知りたい方は空白部分にカーソルをあわせてみてください。

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