今年の江戸川乱歩賞受賞作には、実はゴダードのパクリ疑惑説がある。 それで思い出して本家を読んでみたのだが、やっぱりゴダードはイイですね! 複雑な、たたみかけるかのようなプロットと意外性のある展開。 “過去の因
続きを読む年: 2014年
闇に香る嘘 / 下村 敦史
江戸川乱歩賞受賞作は、『脳男』 くらいまでは毎年買って読んでいたのだが、長らく遠ざかっていた。 最近は国内ミステリでさえも読まなくなってしまったが、なんでも乱歩賞60年を迎え記念となる作品だというので読んでみたのだが、、
続きを読むコンプリケーション / アイザック・アダムスン
本書『コンプリケーション』 は、百塔の街プラハを舞台にした幻想ミステリ。 ルドルフ・コンプリケーションと呼ばれる複雑時計をめぐる、今年のUSオープンテニスのごとく混乱をきたした物語だ。 まさかジョコビッチに錦織が勝つとは
続きを読む破門 / 黒川博行
最近はとんと国内作家のものを読んでいない。 今年に入ってからは橘玲の『タックスヘイヴン TAX HAVEN 』くらいのもの…(汗)。 なので、直木賞候補作にもなっている本書を読んでみた。『タックスヘイヴン』同様Kindl
続きを読むネルーダ事件 / ロベルト・アンプエロ
接戦となったW杯決勝はドイツが制した。 アルゼンチンは惜しくも破れてしまったが、なんと暴動が起きたのだとか。サッカーに関して南米は異様に熱くなるよね。南米に限らないけど。 本書はそんな南米はチリを舞台にした小説。訳者曰く
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