GW霧島&屋久島旅行 〜その3 この旅のメイン!縄文杉日帰りトレッキング

 

 

約2時間で屋久島の宮之浦港に到着。港ではレンタカー屋のおじさんがフルネーム入りのボードを掲げて待ってた(恥)

安房まで行き手続きを終えたら、次は翌日のトレッキングツアーのレンタル品の受け取りのためホテル屋久島山荘内にあるYamakaraさんに向かう。

トレッキングシューズ、ザック、登山用のレインコート、ストックなど装備一式レンタル。

シューズのレンタルはどうなの?とも思っていたけど、フィッティングを何足も丁寧にしてくれて逆によかったかも。
このために購入したのは登山用のソックスとトレッキングパンツのみ。Tシャツはジムで着ているフィットネス用だし、その上に羽織るのも手持ちのユニクロのUVパーカー。寒さ対策はウルトラライトダウンという有り合わせw

心配していた雨は降らずお天気に恵まれたけれど、朝は早朝4時半の待ち合わせ。寒くてライトダウンは持って行って正解だった。

レンタル品を一式借りてホテルにチェックイン。

ホテルは屋久島グリーンホテル連泊。
GWということもあって、当初泊まりたかった温泉付きのホテルは連泊ができず、途中でホテルを変わるかここに連泊するかで悩んで後者にした。

口コミ通り食事はイマイチだったけど、GWの割にリーズナブルでお部屋も綺麗だし眺めもよく概ね満足。

このホテル周辺には歩ける距離で居酒屋や蕎麦屋もあるので、食事はつけなくてよかったかも。

大浴場で汗を流し、このために持参していたアリナミン・ナイトリカバーを飲んで早めに就寝。何しろ明日は往復で22キロ、10時間以上のトレッキングなのだ。

おやすみなさーい

翌日は3時半起き!まだ真っ暗。
身支度をしてフロントでお弁当を受け取って、ホテル前からバスに乗り込む。前日バス代は現金で支払済。
個人で行くのなら、屋久島自然館の駐車場からバスに乗り換えないと行けない(乗用車は入山規制されている)けど、このバスで荒川登山口まで一気に連れて行ってくれた。

山岳ガイドさんは女性の方で、一緒に登るメンバーは我々を含め5名。我々より少し若いご夫婦と男性お一人。
私が申し込んだベルトラのYamakaraのツアーでは多くても6名までらしい。ちなみにガイドさんを含め全員神奈川県民w

登山口で朝ご飯用のお弁当を食べたら、トレッキングスタート!

緩やかな坂のトロッコ道が8キロ。残り3キロは登山。
行きはやや飛ばし気味。置いていかれてる・・・汗

ペース速いなぁと思ったけど、モタモタしていたら団体さんなどもやってきて、トイレも激混みになってしまうのでこれで正解らしい。

トイレは登山口のトイレを除くと、トロッコ道途中のバイオトイレとトロッコ道終点の2箇所のみ。
トロッコ道が終わってから縄文杉までは既設トイレはない。
時間にして大体4時間半はトイレに行けないわけで、これは心配材料。
とはいえ、既設トイレがないだけで携帯トイレ用のブースはあるらしい。ただし自分の排泄物は持ち帰ることになる・・・
午前中トイレの近い私は、寝起きのコーヒーも我慢し、飲み物もカフェイン入りは避けた。
万一の場合に備えて、携帯トイレもアマゾンで購入し持参した。

幸い携帯トイレのお世話にならずに済んだけど、持っているだけでメンタル面での安心材料になるのでおすすめ。使わなければ防災用ストックにすればいいし。

早朝スタート時は寒くてダウン必須だったけれど、トロッコ道が終わる頃には汗をかくほどに。

トロッコ道は高所にかけられている橋の部分もあり、高所恐怖症さんには厳しいかも・・・お天気だったからいいものの、もし風が強ければ怖かっただろうな。

小杉橋を渡ったら、小杉集落跡が見える。
ここはかつて林業で栄えた小杉集落があった場所だ。当時ここの主婦たちはトロッコで一気に安房まで下って買い物に行っていたのだとか。
後日、屋久杉自然館で当時の映像を見たが、ジェットコースターみたいだったw

夫婦杉。

この辺りから個別名の付いた大きな杉がちらほら。
ちなみに屋久杉というのは総称で、屋久島の標高500mを超えたあたりに生息している杉のこと。
この夫婦杉や、このトレッキングの目的である縄文杉は個々の杉に付けられた個称。

もののけ姫の森のモデルとも言われる「白谷雲水峡」ほどではないけど、苔むした感じはそれに近い。
白谷雲水峡のトレッキングにもチャレンジすればよかったかな?

トロッコ道が終わったところでトイレ休憩をし、そこから少し登山道をのぼると有名なハート型に見えるウィルソン株。

GW中にもかかわらず、そこまで人はいなくて写真も撮りやすかった。ガイドさんがここに膝をついて撮ればハートに見えますよ!と教えてくれる。
うちのガイドさんは優しいので、他の方々にも教えてあげていた。山はみんなのものだし、楽しんで欲しいものね。

ちなみに、帰りのトロッコ道で「隠れハート」もあったけど、写真はなし。

ここの少し過ぎたあたりでお昼休憩。
ガイドさんが温かいお味噌汁をふるまってくれた。
ありがたや。

メデューサと呼ばれる杉。

メデューサといっても今の若い子は知らないんですよ、とガイドさん。ギリシャ神話や、カラヴァッジョのメデューサの首、知らないの?!

登山道は足場のないところには階段が作られているが、手すりはなく、段差も大きいので膝にも負担がかかる。

そしてようやくたどり着いた!
ハロー、縄文杉ちゃん

写真に撮ると全然大きさが伝わらないけど、やはり大きい。
昔はすぐそばまで寄れたらしいけど、今は保護のためデッキが設けられ、そこからしか見らることはできない。

屋久島は花崗岩の島なので栄養状態も極端に悪く、そのため成長が遅くなり年輪が密になるそう。
通常の杉の寿命は約500年程度だが、年輪が密になることで樹脂を多く蓄え腐りにくく長生きになったのだそうだ。
また「月に35日雨が降る」とも言われる気候は苔を多く生み、その苔の水分が巨木を支えたとも言われている。
地味に長生きしている中、周囲の木が枯れたり倒れたりすることで、光合成が活発になり成長を促すことができたともいう。

ということを後日、屋久島自然館で学んだw
どうせなら、まず自然館で学んだ後にトレッキングの方がよかったかな。

登りは飛ばしてきたけれど、下りは比較的ゆっくりペース。
山のルールは登り優先。きた道を引き返すルートなので、登りの方々に道を譲るたびに少し休憩もできる。合理的ルール。
ただ、足も疲れてガクガクだったので、正直下りの方が怖かった!

踏み外して怪我をした方が出た場合どうするんですか?とガイドさんに伺ったら、「私が担いでおります!体力には自信あるので」とのこと。
えー!!!私と同じくらいの体格の女性ガイドさんなのに凄すぎる!(ガイドさん同士連携をとっているので、実際のそういう場合は、助け合って下山するのだとは思う)

帰りはとにかく足を踏み外さないよう集中していたので、トロッコ道まできた時はすごくホッとした。
私の足、よく頑張ったわ!

晴れだったので、苔は乾いていたけれど、雨なら濡れてもっと雰囲気があるそう。

安房川の河原で最後の少し休憩したら、もうあとはわずか。

そして、登山口に到着!
この日1日で歩いたのは、39,882歩!
最高記録です

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。