一夜明けて、宿をチェックアウト。
いつも帰路は最終便が多いけど(苦笑)今回はお昼の便。
紅葉の季節なら雲仙ロープウェイに乗りたかったけど、仁田峠によってからゆっくりと空港へ向かうプラン。
雲仙普賢岳の噴火はもう30年前。この噴火は5年間にも及んだそうで、当時はテレビなどで目にする火砕流の恐ろしさに驚愕したものだった。
この時できた溶岩ドームが平成新山。
思えば、平成あたりからこうした災害は増えたような気が。
平成は災害の時代とも言われるが、令和も負けずと多く、毎年何度もやってくる大型台風の被害も大きい。
気候変動による影響は、日本だけではなく世界も及んでいるけど。
子供の頃に読んだ本に、こうした将来の予測が描かれていたけど、正確だったことに驚いてしまう。
今しばらくは時間はあるだろうが、いずれ人類は地球を脱出しなければならなくなるのかも。
グネグネの山道を下り、空港への道すがら諫早に向かう。
お目当ては諫早名物のうなぎ。
諫早の本明川沿いにある老舗のうなぎ屋さん、「うなぎ・割烹 北御門」。
お昼時なので、車がじゃんじゃん到着して、混み合っているようだ。数名いる係の方に裏の駐車場に誘導される。
ただお店も大きいので、そこまで待たずに席に通された。
うなぎの食べ方は地方によって違う。
関東の蒲焼きは、蒸してからタレをつけて焼く。
関西は蒸さずにじっくりと焼く。
そして諫早のうなぎは、「楽焼うなぎ」と言って、焼いてから独特の器を使って蒸すそう。
メニューに器の断面図があった。
この器、一体型なんですね。
注文後、しばらくして登場!
ちょっと独特な食感で、とろけるというか身のほぐれがすごくいい。年季の入った陶器の器で最後まで熱々で食べられる。
甘めのたれと聞いていたけど、ここのたれはサラっとしていて、甘さは控えめ。
お味噌汁には肝が入っていた。
大変美味しゅうございました!
すぐ近くには、「諫早の眼鏡橋」
長崎の眼鏡橋は丸メガネだが、ここのはやや細メガネ型。
お昼をいただいた「北御門」は本明川沿いにあるのだが、もともとこの眼鏡橋は本明川にかけられていたそう。
諫早は水害が多く「水害にも流されない丈夫な橋を」と、長崎の眼鏡橋を参考に作られたのだが、昭和32年の諫早大水害の後、諫早のシンボルとして保存するため、すぐそばの諫早公園内に移設されたのだそうだ。
この橋は、日本で一番最初に重要文化財に指定された。
移設に際し、石工たちが5分の1スケールで作った「ミニ眼鏡橋」も近くにある。
このミニ眼鏡橋は、諫早眼鏡橋を移設する際の強度等のデータを取るため作られたという。
無事空港に到着。レンタカーを返却して後は飛行機に乗るだけ。
ちょっとだけ富士山。
長崎、いいとこでした。
コメントを残す