甲府から車で一時間とちょい。
お宿は下部(しもべ)温泉の、下部ホテル。
武田信玄が川中島の戦いで負った傷を癒したお湯と言われているらしい。
また昭和の大スター石原裕次郎も長期滞在していたことがあるのだとか。すでに時代は令和。昭和も遠くなりにけり・・・
下部ホテルは駅のすぐそばの立地。電車旅でも便利。
この下部ホテルは駅のそばにあるけど、下部温泉郷は駅から何キロか入ったところにある。
翌日行ってみたら、風情はあるもののかなり寂れていた。
既に廃業したらしい旅館がたくさんあるなか、おっ?と思うような立派な建物は、宗教団体の施設。
新興宗教は儲かるのねぇ・・・
ドラマのロケにもしばしば使われたある老舗旅館も、もう閉まっていた。
下部ホテルは感染症予防対策が徹底されていて、チェックイン時はサーモカメラに健康チェックもバッチリ。
もちろん館内もマスク着用。普段はないであろう身分証明書での本人確認もされた。いざという時、ちゃんと連絡が取れないと困るものね。
私たちは公式サイトから予約したのだけど、予約後そこからSTAYNAVIのページに飛んで割引申請をし、プリントアウトしたものを提示して会計時に引いてもらう仕組み。
公式サイトなどでの直接予約の場合は、このパターンが一番多い感じ。
ちなみに宿泊費補助の上限は一泊当たり14000円と決まっているからか、高価格帯のところは公式サイトの予約で割引が完結するとこもある。
35%割引はかなりお得感があるけど、10月からはこれに15%の地域クーポンももらえる。GoToに東京も加わることで旅行客も爆発的に増えそう。
お部屋はモダン和風ツインでゆったり。
手頃な価格帯のお宿なので、客層もカジュアル。ファミリー層がメイン。
お風呂も充実。それぞれに内湯と露天の外湯が複数あり、下部温泉郷の共同泉の温泉と、敷地内から湧いている硫黄泉の二種類が楽しめる。
密対策か、QRで部屋にいながら大浴場の混雑具合が分かるようになっていたのはよかった。
夕食は創作会席のコース。
樽出しスパークリングとビールで乾杯。
グラスを取ると中には桜マスとそのイクラ。桜のチップの燻製がほのかに香る趣向。
2月末のフレンチを泣く泣くキャンセルして以来の外食だわ〜!
他の人が作ってくれたもののありがたさよ・・・
お椀は「南京饅頭のお月見仕立て」
ここで、ヤマメの骨酒登場。
勧め鉢はカツオのたたきのジュレがけ
ちょっと苦手なせいもあるけど、山の中でカツオのたたきは難しいかも・・・
お造りは美味しかった。
「富士の介」という山梨ブランドのサーモン、本マグロ、いか、鱧。
ヤマメの塩焼き
ヤマメがこんなに美味しいとは!
このコースの中で一番だった。
養殖だから逆に臭みとかもないのかな?
ブリなんかも養殖物の方が美味しいものね。
「メニューにはないのですが山梨の名物なのでよろしければ」とサーブして下さった”ほうとう”。
牛ヒレステーキ
お食事は栗ご飯
でもここまででお腹いっぱいで、栗しか食べられず・・・
デザートは季節のフルーツ。
さすがフルーツ王国。
お腹いっぱい。
夜は和太鼓ショーと餅つき大会が開催されていたけど、その隙を狙って2度めの温泉。
朝湯の後の朝食は、お雑煮をいただいた。
お餅は昨晩の和太鼓&餅つきショーでついたもの。
ゆるりと周辺を散歩してからいざ出発。
ファミリー向けだけど、口コミ通りフレンドリーな接客のお宿でした。
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