トランプ政権がエルサレムをイスラエルの首都と認めたことにより、またたまキナ臭くなってきた中東情勢。常にその中心にいるのがイスラエル。 本書はそのイスラエルの元国防軍情報部隊准将エフタ・ライチャー・アティルが描いた”ほぼ実
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窓際スパイシリーズ第三弾「放たれた虎」 放たれたのは「虎」ではなく「屁」だったかも。
シリーズものに追われる秋・・・ 一口にシリーズものといっても、途中から読み始めても問題ないものも多いが、これは絶対最初から読むべきシリーズだ。 大丈夫。安心してください。文庫だし、まだ三冊目にすぎない。 とはいえ、英国な
続きを読むブラック・ウィドウ / ダニエル・シルヴァ
おおおぉぉぉぉぉぉ、これを待っていた! 4月の翻訳ミステリー大賞コンベンションでの版元対抗ビブリオバトルでは、「その犬の歩むところ」をはじめとした話題作に後塵を拝してしまったが、わたしは「ブラック・ウィドウ」に入れたもん
続きを読む汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師 インテリジェンス畸人伝 / 手嶋龍一
桜は思いの外持っているが、そろそろ葉桜になってきた。 葉桜も好きだが、八重桜も好き。 でも桜はやっぱりソメイヨシノでしょう?という方も多いだろう。確かにソメイヨシノは綺麗だけど、あまりに綺麗すぎて、幻想的にすぎて、梶
続きを読むアウトサイダー 〜陰謀の中の人生 / フレデリック・フォーサイス
『ジャッカルの日』の著者にして、最高のスリラー作家フィレデリック・フォーサイスの自伝本である。 御歳、78歳。人生も黄昏時をむかえ、自分の人生を振り返ってみようという気になったのだろうか。 ジャケットの写真は、おそらく
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