全国唯一の”八方除”の守護神を祀る寒川神社に参拝してきた。

神奈川県寒川町にある寒川神社に行ってきた。

ここは全国唯一の「八方除」の守護神として信仰されている神社。
「八方」とはその言葉の通りすべての方角のことで、ここの神様は身に降りかかるすべての災厄から身をまもってくれるという。
開運も金運も大事だけど、ディフェンスも大切。「厄年」でも「八方塞がり」でもないけども。

ちなみに、「八方塞がり」とは、男女の別なく、九星占いで9年に一度巡ってくる災厄に遭いやすいとされる年のことをいうそうだ。

2018年に八方塞がりなのは、九紫火星の人。(→http://www.eonet.ne.jp/~yakudoshi/hojo2018.html

自分は今年、八方塞がりだという方や、人生の節目にあるという方は、ご祈祷もお願いできる。遠方で足を運べない方も郵送にて可能らしい。http://samukawajinjya.jp/worship/mailing.html

九星占いも同じ歳の人が皆同じ運命というわけでもないだろうし、信じるも八卦信じないのも八卦。

ただ、昔から祀られている神社は何かしら理由もあるように思う。
神社へはお正月の初詣や困った時だけではなく、ちょこちょこ足を運ぶとご利益があるのだとか。

 

寒川神社へは、横浜からは、茅ヶ崎まででてそこから相模線に乗り換え「宮山」という小さい駅で降りる。
人の波に沿って7分くらい歩いた場所にあるのだが、途中の川べりにはなんとヤギがいた!
車でも来られるが、さすがに駐車場にむかう道は渋滞している。電車で来て大正解。

 

この鳥居をくぐったときからマイナスイオン全開。神社のこういう酸素濃いめな空気いいなぁ。

地域で最も格の高い一之宮で、格が高いだけあって、とても立派な神社だ。

誰かがここは出雲大社に少し空気が似ているといっていたが、確かにそうかも。寒川神社にも縁結びのご利益があるそう。

神社といえば、昨年末は都内有名神社でとんでもないことが起きてしまった。神様もとんだ迷惑だが、地元商店街もお気の毒…

お正月のこの時期には、神門に「迎春ねぶた」が取り付けられている。これをくぐるだけでも厄除けになるそうだ。

 

めちゃ混みだった(笑)

 

狛犬ちゃん。
 

混んでいたので、参拝を済ませたら早々に退散。神社のそばにはお蕎麦屋さんもあり心惹かれたが、案の定、人が列をなしていたため断念した。

また静かになった頃に来てみよう。

 

ところで、伊勢神宮は天照大神を、出雲大社は大国主命を祀った神社だが、それぞれ日本書記や古事記に登場する神様だ。寒川神社の祭神は 寒川比古命・寒川比女命。この2柱は記紀には登場していないらしいが、古くからの神様であることには違いない。

記紀のような神話というのは世界中にみられ、似ているものが多い。
「ギリシャ神話」で死んだ妻を取り戻しに、黄泉の国の支配者ハデスのもとへ行ったオルフェウスの話は、「日本書記」のイザナキの物語にそっくり。

常々、面白いなぁ・・・と思っており、Amazonさん推薦の「世界神話学入門 」を読んでみた。

のだけど…私には教科書的でいまひとつ読みにくかったところも。
「日本書記」や「ギリシャ神話」などのストーリー性を持つ「ローラシア型神話群」への言及部分はともかくとして、個々の神話が独立していて何の関連性もないアフリカ起源の「ゴンドワナ型神話群」の各地の神話の羅列のあたりは結構辛かった。

カスカスの頭なものですみません…

 

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