全仏は結局ジョコ優勝。
マレーさんも出だしは良かったのだけど、レベルが違った感が否めない。
ジョコビッチはこれで念願のキャリアグランドスラム達成とあいなった。
キャリアグランドスラムというのは、全豪、全仏、全英(ウィンブルドン)、全米の4大大会すべての優勝を飾ることで、ジョコビッチは史上8人目の達成者。
ちなみにナダルは2010年の全米優勝時に達成しており、彼は2008年のオリンピック金も持っているので、キャリア”ゴールデン”スラマーなのだ!
キャリアゴールデンスラマーはアガシとナダルの二人だけだが(フェデは個人の金は持ってない)、ジョコは今年この仲間入りもしてしまいそう。
ただ、ジョコビッチは、もう少しプレー中の怒りをコントロールしてほしいかな。No.1なんだから。
今大会でもプレイ中、激昂してラケットをコートに叩きつけるシーンがみられたけど、あとちょっとで、ボールボーイに怪我をさせていたところだった。(もし、そうなっていれば失格処分!)
一昨年はベンチも破壊したし、ああいうのは見ていて気分がよいものではない。
フェデラー、ナダルがお行儀が良かったので、私などはついつい比べてしまうのだが、メディアもそれに慣れてきてしまっているきらいがある。ま、昔はマッケンローとかもマナーは悪かったけども…(笑)
それにしても、ひと昔前までは、テニスは一応紳士のスポーツで「相手に敬意を示す」ことが当然のこととされていた。もし自分が負ても、まずは相手の強さを讃えたものだった。しかし、今の若手選手の試合後のインタビューをみていると、相手を讃える言葉はなく、自分の調子が悪かった等の言い訳ばかりが目につく。
「強ければそれでいい」というのは、今の経済の世界の「儲かればそれでいい」と同じものを感じてしまう。
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