もしも人工栽培できたら大金持ち!白トリュフの秋

ファッションも秋めいてきて、電車のなかにはチラホラとブーツやコート姿の方もいる。
私はといえば、年々おしゃれに対する情熱は薄くなっていき、残っているのはもはや食欲だけ。
昔昔、若い頃はこれくらいの年齢になったらケリーバッグを買おうと思っていたけれど、今となっては重い皮のバッグなど持ちたくても持てない。
その前に高すぎて買えないけれど…(苦笑)

ということで、いつものお店でささやかな贅沢をしてきた。

いつもの突き出し

 

トマトのエスプーマ、ずわいカニとアボカドのガトー仕立て

こういうお店はだいたい女性客かカップルばかりなのだが、最近男性の二人連れを良く見かける。しかも若そうだし慣れてなさそう。聞けばシェフを目指している方が勉強のために食べにいらしているという。
そうかそうか、食べてみなければ味はわからないもんね。

活字でも知識を得ることはできるけど、実際体験してみないとわからないこともたくさんある。目でみて初めてわかることも多いし、実際味わってわかることも多いよね。
子供の頃、料理天国という料理番組を見るのが好きだった。あれにでてくるトリュフとかフォアグラ、キャビアってどんな味なんだろう?と思っていたけれど、大人になって食べてみるとなるほど美味しい。

特に白トリュフはこの時期だけの超のつくご馳走だ。

ということで、前菜の一品を白トリュフを使ったものに変更してもらい、大きな「白トリちゃん」を拝ませていただいた。

ここまで大きいとお芋みたい。
ガラスの蓋を開けたとたん、濃厚な香りがむわ〜ん

昔は豚を使ってトリュフを探したそうだが、今は犬がメインだという。豚にとってもご馳走なので見つけたら即食べられちゃうことが多く、体も巨大なので制御も難しかったらしい。その点犬はいうことを聞いてくれる。

昨年は高騰していたそうだが、今年は価格も比較的落ち着いているという。
そういえば松茸も今年は豊作だと聞く。松茸はついに人工的に作ることに成功したらしいがトリュフはまだまだ。というかなぜできるのかさえ解明されてないらしい。
トリュフを人工栽培に成功したら大金持ち間違いなしだわ。

贅沢な白トリュフはシンプルに卵と合わせてもらったが、反則的美味しさ。 卵との相性は卑怯だわ…というレベルです。

これがパンとも相性バッチリで、調子に乗って食べ過ぎてしまいこの時すでにほぼ満腹に。

でも次はフォアグラちゃん。
しかも佐渡産の黒イチジクと合わせてある。もう美味しくないはずがない。

 

魚料理は島根県産のハタとししとう

 

お肉は和牛をチョイスしたら、付け合わせのポテトにも白トリュフをサービスしていただいた。

もしも将来人口爆発かなんかで食糧危機に陥り、庶民は昆虫食しか口にできないという事態に陥ったとしても、この日の味を思い出しなんとか生きていくわ!(笑)

 

お口直しのソルベとダージリンのゼリー

 

デセールは和風で、マロンブラウニーと抹茶のパルフェ。

大変美味しゅうございました。
食べ過ぎて次の日もお腹がすきませんでした…

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