日曜は朝から冷たい雨だった。 しかし、雨にも負けず読書会は開催される。 マークはジャガイモで生き延びたが、われわれは受付でお茶とともに一人一袋のポテトチップスを渡された。 さらにはスイートポテトの差し入れまでもいただき、
続きを読む投稿者: Spenth@
読書と旅行、食べることが好き。
完璧な夏の日 / ラヴィ・ティドハー
本書、『完璧な夏の日』はイスラエル人作家によるもので、なんでも2013年度の英ガーディアン紙ベストSFに選出された作品なのだとか。 経歴をみると著者自身がコミック畑の人。 SFとコミックはもとより親和性がある。コミ
続きを読む甘美なる作戦 / イアン・マキューアン
物語の舞台は60年代後半東西冷戦の真っただ中のイギリス。 MI5は出てくるし、主人公はそこに勤務もしているが、女スパイというのはなんだか違う気がする。ただ若く、恋をし、その気持に振り回された女の子の物語というほうがふさわ
続きを読む火星の人 / アンディ・ウィアー
私はこの小説大好き! 主人公はマーク・ワトニー、植物学者にしてエンジニアの役割を担う宇宙飛行士。 彼はNASAの火星探索アレス3のクルーの一人で、今たった火星にいる。 大規模な砂嵐にみまわれたうえに不幸が重なり、火星に取
続きを読む繊細な真実 / ジョン・ル・カレ
昨年末からの積読本になっていた『繊細な真実』 を読んでみた。 本書の主人公は二人いる。 一人はまもなく定年をむかえようとしている低空飛行の外交官だ。 彼は、突如として英国領ジブラルタルでのある作戦に加わることになる。与え
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