会津鉄道には芦ノ牧温泉駅から塔のへつりまで乗車する。
たった2区間だが、車窓からは大川渓谷が眺められる。
この大川というのは、正式名称は阿賀野川といい、会津地方では阿賀川で新潟に入ると阿賀野川と呼び名が変わるのだそうだ。阿賀川といいつつも会津では一番大きな川だというので、会津の方は大川というのだそう。
そうこうしているうちに「塔のへつり駅」に到着。
へつりとは、会津の方言で崖という意味だそうだ。
塔のへつりは百万年もの歳月をかけ侵食と風化を繰り返して作られた断崖。国の天然記念物にも指定されている景勝地。
紅葉の名所らしいから秋は混むのかな?
雨のあとなので水が濁っているが、普段は綺麗な清流なのだそう。
吊り橋は少し揺れるが、安心の日本製。マウントクックの木の橋に比べたら揺れないも同然。肝心なとこもちゃんとコンクリでできているし、距離も短い。
渡って朽ちかけた階段を上った先には、虚空蔵菩薩があった。
そうえいば、絢子さまご婚約おめでとうございます!
塔のへつりからまたバスに乗り、大内宿に向かう。大内宿の最寄り駅は芦ノ牧温泉駅と塔のへつり駅の間の湯野上温泉駅。電車で通りすぎただけなので写真はないけど、茅葺屋根で足湯もあるかわいい駅舎だった。
会津城下と下野を結ぶ街道にある宿場町だった大内宿は、明治の鉄道開通から寂れ時代に取り残されてしまった。しかし、逆に取り残されたことで昔ながらの趣が保存されていたことから、近年脚光を浴び福島を代表する観光名所となっているそうだ。
よくみるこの構図は、展望台と呼ばれる場所から撮ったもの。
展望台といっても階段を上った山の中腹で、登るのが大変だった。
いつも写真はミラーレス一眼に単焦点をつけて撮影している。一眼よりは軽いけどミラーレスといえどなかなか重いじゃないですか?
アイホンと変わらないとか言われると疲労度倍増・・・
上からみたら結構怖いんだけど、しかも直前まで雨が降っていて足元も悪い。
こういう山で一度滑って転んだことがあるから、妙に力が入ってしまい、で翌日妙な筋肉痛になってしまう。翌々日じゃないからヨシよ!
( ・`ー・´)
ここにも神様が祀られており、例のごとく5円でいっぱいお願いしてしまった。
ガイドさん曰く、この大内宿の茅葺はすべてその道のプロの方が葺いているという。プロがボランティアに指導しつつ葺いている白川郷とはその点が違うのだそうだ。だから、ここの屋根は他のに比べると細部までキチッと綺麗なのだという。
他を知らないから比べようがないけど、他の茅葺屋根はもっとアバウトなのかしらん?
確かに屋根もキチッ ( ・`ω・´)だけど、木もキチッ ( ・`ω・´)!
今はなかなか茅葺職人のなり手がないため、後継者を維持するために、大内宿のある下郷町では、地元役所の職員として雇用し職人を育成中なのだそう。
町の職員なら収入が安定しているし、途絶えたら困る伝統工芸的な技術者育成と維持にはいい手段ですよね。
↓ カラスと茅
帰りはバスの車窓から大川ダムと氷玉峠を眺めつつ会津若松で降車。
思えば天守閣に上り、塔のへつりで石段を上り、大内宿でも上っているから足はガクガク。
これにて会津旅行ネタはおしまい。
バイバイ会津!
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