週刊文春のミステリーレビューで高評価だったので買ってみた。タイトル通り設定ありきのスリラー。 沼の王の娘 (ハーパーBOOKS) 本書の主人公は、サイコパスの誘拐犯のとその被害者の女性の間に生まれた娘
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捕食者にも捕食者はいる。一味違うサイコ・ミステリー「そしてミランダを殺す」
世界情勢を鑑みても、今はフィクションよりもリアルのほうが圧倒的に面白い時代だ。読書傾向も新書などに傾きつつあるのが、久しぶりにミステリ系を読んでみた。 ここ最近とハズレ続きだったので、全く期待していなかったのだが、これが
続きを読むドイツの次はオージー?豪州で話題の女流作家のデビュー作「偽りのレベッカ」は…?
翻訳ミステリーシンジケートに取り上げられていたので読んでみたオージーミステリ。実は「蝶のいた庭」のほうを先にDLして読み始めたのだが、いまひとつ気分が乗らないため、こちらのほうを先にしてみた。 サイコミステリと紹介してあ
続きを読むよりリスベットらしくなったラーゲルクランツのミレニアム5「復讐の炎を吐く女」
故スティーグ・ラーソンが生み出したリスベット・サランデルはもはや偶像視されているため、ラーゲルクランツのリスベットには賛否あるかもしれない。 でも、私は彼の描くリスベットが大好きだ。ラーソンのリスベットを読み込んで解釈し
続きを読む一周回って元の木阿弥?噂の華文ミステリ「13・67」
あのウォン・カーウァイ監督が映像化権獲得した話題作。 タイトルの「13・67」は、2013年と1967年のこと。本書は一人の刑事を通して2013年から1967年へと遡っていくという構成の全6編から成る短編集。 全く
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