この秋からNetflixで放送開始のドラマの原作で、デンマーク発のややエグ目のダークミステリー。 著者はドラマ「キリング」の脚本家という実力派で、デビュー作にしてバリー賞受賞作だ。 コンテンツは多いものの見るものがそれほ
続きを読むタグ: 面白かった
意外?だけど当然だった?「スピリチュアルズ ”私”の謎」
「言ってはいけない-残酷すぎる真実」等々、割と身も蓋もない本で知られる橘玲氏の新刊。 一般に「スピリチュアル」という言葉は、霊的なとか神秘的なという意味で使われることが多いが、本書では心理学でいう「無意識」に「魂」を重ね
続きを読む近未来orパラレルワールド?でもガチガチのハードボイルド「暗黒自治区」
「このミステリーがすごい!大賞文庫グランプリ」受賞作。 大変紛らわしいのだが、この賞は年末に出る「このミス」とは別もので、宝島社が主宰しているミステリー新人賞らしい。 国内ものは最近あまり読まないので、知らなかったよ。
続きを読む米保健衛生システムの機能不全を暴く「最悪の予感 パンデミックとの戦い」
マイケル・ルイスにハズレなし。 本書は世界中を混乱に陥れた新型コロナウイルスによるパンデミックを描いたものだ。 最悪の予感 パンデミックとの戦い ルイスが焦点を当てたのは、今回のような恐ろしい事態に対処するため準備を進め
続きを読む台湾版フィリップ・マーロウ?!「台北プライベートアイ」
タイトルの通り、一言で言えば台湾版のマーロウ。 かなり変人で、ちょっと頭脳派の私立探偵が主人公のハードボイルドだが、なかなかなミステリーでもある。 今年は秀作揃いの翻訳ミステリ界だが、本書が一番タイプで新鮮だったかも!
続きを読む