なんと3回目をむかえた「ハードボイルドミニ読書会」!(という名の飲み会)
今回はギャビン・ライアンの名作「深夜プラス1」が課題本だ。
とはいえ、毎回ほぼ飲み会になるので、あんまり関係なかったりもするが(笑)
場所は、またまたお言葉に甘えさせていただきカメさん邸で。お昼もご馳走になってしまった。奥様、いつもありがとうございます!
まずは、甘口スパークリングでカンパイ。
去年ベローナかどっかで買ったやつを手土産で持っていったのだが、ほとんどジュースでした・・・
通なTさんは日本酒。ザ・日本酒といったお味。
デザートはMさんの葉山土産マーロウのチーズケーキ
なぜマーロウかというと、一応ハードボイルド読書会だからなのです。
今回はチャンドラーではないけど。
さて本題。私はキクチストなので、前から持っていた菊池光さん訳ものをそのまま再読したのだけど、新訳版が結構良いのだとか。特に女性のセリフとかがなめらかでいいらしい。
ギャビン・ライアルの男のこだわりが詰まっている「深夜プラス1」だが、カントンが特にこだわっているのがモーゼル銃だ。
なんとカメさんがそのモデルガンを持ってた。
もちろん、弾はでません。
箒の柄とも言われれるので、もっと長いかと思っていた。カントンは銃の腕がイマイチなので、銃身が長いこの銃のほうが命中しやすいらしい。
ところで、Mさんは、この小説の冒頭の3行が好きなのだそうだ。
パリは4月である。雨もひと月まえほど冷たくはない。といって、たかがファッション・ショーを見るために濡れていくのは寒すぎる。雨がやむまでタクシーはつかまらないし、やめば用はない。数百ヤードの距離だ。いずれにしてもぐあいがわるい。
確かに印象的でぐっと「深夜プラス1」の世界に引き込む出だしである。再読すればするほど良さがわかるといわれるだけあるのだ。
私は逆にラスト3行が好きかな。しかし、よくみると冒頭とラストが対になっていたりする。
静かに雪が降っていた。山を途中まで下りて、約束の金の残額、四千フランを受け取っていないことに気がついた。そのまま進んだ。時計を見た。真夜中を1分すぎていた。前面の山道は果てしない暗いトンネルのようであった。
なんて、内容の話をしたのはほんの少しだけであとはただの雑談だ(笑)
お昼に伺ったのに、気がつけば夕方になっていた。居心地がよすぎてつい長居してしまった。 ありがとうございました。
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