フィクション

世界の終わりの7日間 / ベン・H・ウィンタース

2016-01-28

人類を滅亡させるかもしれない脅威は複数存在する。人類を凌ぐ人工知能の暴走、核戦争、生物工学によるパンデミックやナノテクノロジー兵器「スマート・ポイズン」、小惑星や彗星の衝突…

人類滅亡は、実は非常に人気のある(今のところは)架空の大イベントだ。古くは旧約聖書による大洪水にはじまり、(解釈は曖昧だが)ノストラダムスの大予言、最近ではマヤ暦の終わりとともに世界は終焉をむかえるといわれてきた。

earth_3130078b.jpg

本書、『世界の終わりの七日間』 は地球に小惑星が衝突することが確定しているという世界の一人の刑事を描いた三部作の最終巻である。
2011GV1、通称マイアの直径は推定6.5キロメートル。地球が砕け散ってしまうことはないしろ、人類はほぼ絶滅すると言われている。

「地上最後の刑事」では、隕石衝突まで残すところ3ヶ月というとこで終わり、続く『カウントダウン・シティ』 はあと77日というところから始まった。
お気づきだろうが、ゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくり、じっくりじっくりじっくりじっくり描かれるのだ。じっくりコトコト煮込んだスープよりトロトロしている。
こんなにも時間があるのなら、マイア衝突を避ける手段も講じられるのではないか。

今をときめくセンテンス・スプリングの前の前あたりの号のミステリーレビューでは、池上冬樹氏に絶賛され、先日の読書会でも「感動した!」という感想を聞いたばかりなので、大変言いにくいのだが、
私には今ひとつだったかな。

ちなみに、この号のミステリレビューでは『ミレニアム 4 蜘蛛の巣を払う女 』は凡作とこき下ろされていたが、私はそっちのほうが何倍も面白かったのだが・・・

とにかく、「マイアはまだ衝突しないのか?!」という気持ちが先に経ってしまった。

それに、混沌とした世界とか、残された時間をどう生きるべきかは、もう前の二作品で散々描き散らかしているではないか。
特段の感動はなかったのが正直な感想だ。

world of trouble

なぜにこんなにやさぐれているのかというと、
フェデラーがジョコビッチに負けたからです!

テニスがつまらない。
お願いだから、ナダルさん復活してください。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA