ドイツの次はオージー?豪州で話題の女流作家のデビュー作「偽りのレベッカ」は…?

翻訳ミステリーシンジケートに取り上げられていたので読んでみたオージーミステリ。実は「蝶のいた庭」のほうを先にDLして読み始めたのだが、いまひとつ気分が乗らないため、こちらのほうを先にしてみた。

サイコミステリと紹介してあるものの、心理サスペンス的色合いのほうが強い(しかも怖くはない)

 

ごくごく一部で盛り上がるミステリブームは、北欧ドイツときてついにオーストラリアかという感じだが、もうそういうのはいささか辟易ぎみ。

ただ、極寒の日本とは対照的に太陽が強烈に照りつけ、日焼け止めクリームがかかせない南半球のオーストラリアの様子はうらやましい。
・・・ようだがそうでもないかな?
寒いのも辛いけれど、暑いのも結構辛い。
最近の日本は春と秋がなくなり、夏と冬しかなくなったが、世界的にも夏は恐ろしく高温になる反面、冬はめっぽう寒くなっている。
ロシアのマイナ65度て一体なんなんだ!!!
地球も火星みたいになってきているのかしら?

さて、物語の主人公は「私」。「私」は継母との折り合いが悪く家出をし、ホームレス寸前にまで落ちぶれて日々の暮らしに困窮していた。
「私」はついには食品を万引きして捕まるのだが、そのときとっさに、自分はレベッカだと嘘をついてしまう。レベッカ・ウィンターは11年前に突如行方不明になった16歳の少女。以前テレビでみたレベッカは、そっくりの容姿をしていたのだ。「私」はレベッカになりすますことで、窮地を脱しようとしたのだった。
ところが、レベッカの両親はそんな「私」をなんの疑いもなく受けいれ、離れて暮らしていた双子の弟たちも姉の帰還を知り戻ってくる。

実の母親の愛情を知らずそれに飢えていた「私」は、この家庭に居心地よさを感じ、そのままレベッカとして暮らしはじめる。演じること、何かになりすますことは昔から「私」の得意とすることだったのだ。
だが、この家族はどこかが奇妙だった。
いくら姿形がそっくりだからといって、そもそも家族が実の娘と他人を間違えることなどあるのだろうか?

物語は現在進行形の「私」の物語と、11年前の失踪当時のレベッカの物語とが交互に語られ進行していく。
11年前レベッカになにが起こったのか?
なぜ、レベッカの家族は「私」を受け入れたのか?

蓋をあけてみたら、
正直、ちょっとがっかり・・・

私個人は魅力を感じなかったが、しかし、本書は映画化も決定しているという。まあ、映画化権が売れても実際に映画化されるものは多くはないという厳しい現実もあるが。
だいたいが、時間や予算に制約のある映画は原作に及ばないものだが、本書の場合は演じる女優さんの個性や演技如何で、映画のほうがよいものになるような気がする。

まあ、著者も美人だし話題にはなりやすいかな。

 

そういえば、オーストラリアの女流ミステリといえばケイト・モートン。
女性読者に絶大な人気を誇るこの作家は、ストーリーテラーではあるが、やや少女趣味的なところもあり、私はどちらかといえばあまり好みではない。
ただ、本書を比較すると、やっぱりケイト・モートンは特別感があるなぁという感じ。

 

 

 

 

 

 

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