都内に出たついでに、”旅するルイ・ヴィトン展”に行ってきた。

最終日とあって案の定混んでいる。無料だしね。行列ができていたので一旦、オーバカナルに避難(笑)し、再びいくと少し人も減ってちょうどいい感じ。
ヴィトンのバッグは、、、私も実は結構持ってます。
なにせバブル世代なもので…(笑)
でも、最近はあまり持たなくなった。バッグ自体重くて1日もってると中年の身には応えるし、高いので新しいのも買えないので。
さて、入ってすぐにあるのは創業者の肖像画だ。ヴィトンさんは、14歳のときに生まれ故郷のスイス国境に近い村を出て、2年かけてパリへとたどり着き、そこで荷造り用の木製品の職人見習いになったのだそうだ。

ヴィトンをといえば、モノグラム・キャンバス。1986年、ルイの息子の代に完成したのだそう。


当時は旅といえば、船旅がメインだっただろうからか、長持に似たトランクがたくさん。
というか、長持やん。
革製で豪華だけど。
タイタニック沈没から数年後に引き上げられたヴィトンのトランクの中のものが、全く濡れていなかったというのは有名な逸話。
つい、中に入っている洋服に目がいってしまう。肩のラインの丸みが綺麗でよくできている。


もうクローゼットそのものという感じ。

この帽子なんて、今でも素敵だ。

真ん中の大きなバッグは、洗濯物入れらしい。

当時の船旅は、ほとんどタンス丸ごと持参くらいの勢いだたのだろうか。
ジム友に世界のクルーズを味わいつくしているマダムがいらっしゃる。彼女は一月以上のクルーズの時は最低でも特大スーツケース3つは持っていくらしいが、なかにはタンスごと持ち込む人もいるらしい。今も昔も優雅な方のスタイルは同じ。
わたしには一生縁のない世界だわ。

飛行機で旅する時代になると、今のバッグに近いものが増える。今でも店頭に並んでいるデザインのものもある。


名門ホテルのエンブレムの数々

当然、旅行用なんだろうが、
この本棚(本箱)、欲しい〜!


「失われた時を求めて」が全巻揃ってて壮観。

今ではヴィトンはアカデミー賞受賞式用のドレスなども作っているけど、
昔から洋服も作ってたのか。



グルーミング系もばっちり収納


モノグラム自体も日本の影響を受けていると聞くが、まるっきり日本の調度品にみえる。

ヴィトン展に前に寄った銀座の着物屋のご主人が、
「日本の職人はフランスの職人になんか絶対負けない腕を持ってる!」
とおっしゃっていたけど、本当にそうだったりもするのだ。
ところで、友人はその職人たちが生きているうちにと、今すんごい着物を作ってもらっているという。
彼女には審美眼があり、昔おパリで購入したアンティークのカルティエの時計は、今では上のクラスのおベンツくらいの価格になっている。
庶民のわたしにはとてもとても手がでませんが。


刺繍ではなく織り!

もし、宝くじが当たったら是非検討したい・・・(*゚ェ゚*)
ヴィトン展を出ると、外には広告用の車が。この車の前は人気の写メスポットだった。

ということで、おしまい。
コメントを残す