シーラッハに端を発したドイツミステリブーム。私はこれって東京創元だけのキャンペーン(失礼!)だと思っていたが、米国でもドイツミステリー・ブームになっているそうだ。 横浜翻訳ミステリー読書会でも、流行が終わっちゃう前にドイ
続きを読む投稿者: Spenth@
読書と旅行、食べることが好き。
モサド・ファイル 〜イスラエル最強スパイ列伝 / マイケル・バー=ゾウハー&ニシム・ミシャル
日本人にとっては、CIAやMI6はスパイ小説や映画など馴染みがあるが、モサドとなると「それって何?」というのが大方の反応ではないだろうか? “モサド”とは、イスラエルの対外情報機関のことである。つまりイスラエ
続きを読む深い疵 / ネレ・ノイハウス
いわゆる「ナチ」ものドイツミステリー。 ドイツものといえば、シーラッハや『アイ・コレクター 』のセバスチャン・フィツェック等、尖っている印象が強いが、こちらは割とオーソドックスな警察小説。 「ナチもの」でタイトルは「深い
続きを読む寿命1000年 長寿科学の最先端 / ジョナサン・ワイナー
寿命1000年!この言葉のもつ響きをどう捉えるだろう? 本書はピュッリツァー賞受賞作家ジョナサン・ワイナーによる老年学の可能性と発展、死生観の問題についての本である。 寿命一〇〇〇年: 長命科学の最先端 (2012/
続きを読むわたしを離さないで/ カズオ・イシグロ
村上春樹は同世代の作家であるカズオ・イシグロについて、「雑文集」の中で、このようなことを語っていた。 イシグロの小説の優れた点は、一冊一冊がそれぞれに異なった成り立ち方をして、それぞれ異なった方向を向いてるところにある。
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